【凍てつく玉座の騎士団】あなたのダスト無駄にはさせません【アナログで検証してみた】
はじめましての方は初めまして。
そうでない方はこんにちは。ペッパーです。
新拡張の全カードが公開され、ウンゴロ環境も残すところあと3日です。
『凍てつく玉座の騎士団の発売まであと3日!
新カードの評価をしてみた!』
という記事が多く出回っている頃でしょう。
では、私もカード評価を…
となっていては上手いプレーヤー、面白いことを書けるプレーヤーには到底及びません。
では何を書けば興味を引けるだろうか。
答えは簡単。
まだ誰も書いてないことで私にしか書けないことを書けばいい
…いやそれが難しいんだろと思ったそこのあなた。
恐らくTwitterなどから飛んできて読んでくれている人でしょう(読んでくれて本当にありがとうございます)
実は私、この1週間アナログストーンに一所懸命になっていたのです。
なので、私はおそらく日本で唯一(多分)
新カードの評価ではなく、新カードの使用感を書ける人間なのです!
「何言ってんだこいつ」と思ったあなた、正常です。
要するにどういうことかというと、
出た情報をもとに印刷し、手動でハースストーンを遊んでたのです!
…そうです暇人です。
ですが、暇人な分時間はあったのでいくつかデッキを組めました。
今回は実際に動かした感想や、新カードの使用感を書いていこうと思います。
かなり長い記事になってしまうので、面倒な方はもくじから気になるデッキだけピックアップして読むことをお勧めします。
注意:この記事に描いてあるデッキを遊んでいたときは「リッチキング」といういかれたカードパワーを持つカードは未発表でした。恐らく、ミッドレンジやコントロールなどあらゆるデッキに入るカードなだけにデッキの情報としてはやや不足気味になるかもしれませんが、カードのレビューの記事だと思ってご了承ください。
もくじ
カードの評価、使用感について
最初にリスト(次の環境での強さ予想を5段階評価で書きます)を載せたあと、各カードを以下のようにわけて評価、使用感を書いていきます。
☆☆☆☆☆…このヒーロー使うなら絶対持っておくべき
☆☆☆☆…特定のデッキでは強いのですぐに崩さず持っておいた方がよさそう
☆☆☆…カードパワーは高いけど入るデッキがないかも
☆☆…あまり強いと思わなかった
☆…崩してよし
コントロールウォリアー(強さ:3)
並べ方汚いですね。
とりあえず上記のリストで回してみました(配信中に見せることを目的に新カードを片っ端から入れることをメインでやっていたのでこの構築はおそらく弱いです)
死人の手札(新カード)のおかげでファティーグの心配がなくなり強化されたであろうデッキです。
私はかつてウォリコンがあった時代あまりこのゲームを触っていなかったので、コントロール環境になりそうなこれからの環境でどの程度力を発揮できるのかは判断しかねます。
各カードの使用感について書いていきます。
『死人の手札』
☆☆☆☆
このカード2枚でファティーグの心配がなくなるのはやばいと思います。
もしウォリコンを組むのであれば必須カードとなる1枚だと感じました。
『かかって来い!』
☆☆☆(☆☆☆☆)
見た目のデメリットが目につきますが装甲10を獲得できるのは意外と悪くなかったです。
が、のちの研究の結果アグロに強くコントロールに弱いことが判明。
アグロに元から強いデッキでこれ以上アグロに対して強くする必要がないことから弱い可能性が出てきました。
大勢の期待を裏切って環境がアグロに寄っていけばウォリコンに入る1枚になると思いますので弱点だけを見て「よえーよ!崩す!」となる前に一考してみてください。
『ブラッドレイザー』
☆☆☆☆
めちゃくちゃ強いです。
アグロは軒並みこれで死にます。
問題はコントロール対面でこの全体1ダメがどのぐらいささるのかということですね。
そして海賊以外のウォリアーが果たして環境に食い込むのかということです。
それを差し引きして考えても強いカードであることは間違いないです。
これを装備した状態で戦斧を装備すると断末魔が起動して戦斧のダメージと合わせて2コストで疑似的な薙ぎ払いの効果を得られるムーブが強かったです。
『山火の甲冑』
☆☆☆
見た目以上に強い1枚。
このカードは自分で出すと弱く感じるが相手に出されると強く見えるタイプのカードだと思います。
コントロールウォリアーには入らないが、ミッドレンジ寄りのテンポウォリアーが作られたときに入ってくるカードとなるはずです。
ディバシパラ(強さ:2)
再び並び方の汚い画像。
左下の光っているカードは王の祝福と聖別、それとボルヴァードラゴンフレイム(新レジェ)です。
強さが低めな理由について少し語ります。
これをもっと強くするにはもっとアグロに寄せた方がいいな→
躯の駆り手はアグロになるな抜いてもいいかな→
…アグロマロパラでよくね?
となるんですよね。
なので、このデッキタイプはあまり環境には食い込まないのではないかと思います。
ですが、カードパワーは高いものが多かったので『このデッキタイプは見ない、だがこの中に入っているカードは見る』ということになりそうです。
では、新カードの使用感について語っていきます。
『有徳の守護者』
☆☆☆☆☆
めちゃくちゃ強いですこれ。
アグロに対してぶっ刺さってます。
ミッドレンジ系のデッキにさして輝く、ストーンヒルから引いて輝く。
構築に入れても発見しても強い素晴らしいカードです。
『吼える指揮官』
☆
弱かったです。
まずスタッツが貧弱すぎるのと、これでサーチしたいタイミングがパラディンの3ターン目になかったので恐らく使われないと思います。
『躯の駆り手』
☆☆☆☆☆
ハイパー大当たり。
読み方は「躯(むくろ)の駆(か)り手」です。
ミッドレンジのパラディンに入ってくる1枚になります。
これが強いので有徳の守護者(さっきの1コスト)をデッキに入れたくなります。
『ボルヴァー・ドラゴンフレイム』
☆☆☆
こいつ自体のカードパワーは悪くなかったです。
が、先にも書いたようにディバシパラが弱いので使われないと思います。
ディバシのシナジーが強いというだけなので、ディバシの少ないミッドレンジパラディンやコントロールパラディンに入るカードにはならないと思いました。
海賊ウォリアー(強さ:4)
海賊ウォリアーはマリガンガイド書くぐらい使ってたので動画になりました。
デッキの強さは色目が入っているかもしれないので実際はもう少し低いかもしれません。
なにはともあれ一所懸命作ったので詳しくは下の動画を見てください。(宣伝)
といいつつ動画ではあまり強い盤面で使えなかったので改めて少しだけ語ります。
『ぶんどり幽霊船員』
☆☆☆☆
強いです。
悪辣なる海賊と違って錆びたフックとでもシナジーするのはえらいです。
ただし、海賊の4コストは激戦区なのでほかのカードとどれを入れるか選択にはなると思います。
ドラゴンプリースト(強さ:5)
今回の拡張でドラプリは大幅に強化されたと思ってます。
この1週間結構な時間をドラプリの研究に使ったのでこのリストで戦ってもそれなりに戦える構築になっているはずだと思います。
研究時間の長い分記事の内容も他より多めでいきます。
まず、環境的にさすがにアグロは厳しいのではないかと思っているということを前提にしてください。
カードパワーの高いDKをもらったパラディンに軽いアグロ殺し(有徳の守護者、躯の駆り手)が追加されていることから実際にアナログで回してみてもアグロは厳しかったです。
そのうえでコントロール、ミッドレンジが増えると予想するとこのドラゴンプリーストというデッキタイプは相対的に強化されたと思っています。
新しいカードの追加で今まで以上にリソース切れが起こりにくくなっていて使っていて楽しかったです。
配信の中で竜王デスウィングが1ゲームの中で5回登場したこともありました。
上の画像の前の構築ではイセラを入れていたのですが、コンスタントにイセラを4回出していました。
以上の理由でコントロールに対してバリュー勝負を仕掛けられるドラプリにワンチャンあると思ってのデッキ評価です。
あと、強さのわりに安いのも評価ポイントです(エピック6枚レジェンド1枚・計:4000ダスト)
しかも始祖ドレイクやリッチキングは他のデッキにも使えます。
なので実質このデッキのためだけに作るエピックは4枚と考えられます。
資産絞ってガチな環境を楽しみたい人に優しいデッキだという意味では評価値が高いです。*1
では、新カードの使用感について語ります。
(いろいろなカードを研究した結果、現在は入ってないカードもあるのでそれも書いていこうと思います)
『霊魂鞭打』
☆☆☆☆☆
今回プリーストを大幅に強化したカード。
地味に見えるかもしれないですが、これ1枚でかなり細かい動きができるようになりました。
攻撃力4挑発の裏に隠れた体力1のカードを破壊出来るのがえらい。
また、コントロール対面で盤面にミニオンが並び始める中盤から終盤にかけてこれを使うだけで体力4~6回復しながらダメージを与えられるのは想像してる以上に強いです。
間違いなく今回のプリーストのトップレア(レアリティ的な意味ではなく)です。
『影の超越者』
☆☆
書いてあることはすごく強そうに見えるが弱い1枚。
使ってみるとわかるんですが、2ターン目にこいつを置きたい状況はプリーストには存在しないです。
プリースト以外ならすごく強かったのに…と残念な気持ちでいっぱいですが、プリースト以外に出すとおそらく強すぎる可能性のあるカードなのである意味よかったです。
効果はわるくないので一応☆☆にしておきます。
『苦悶の侍祭』
☆
スタッツが貧弱なのがあまりよくないです。
一応この後に紹介する4コストのスペルの関係で雄たけびじゃないことが評価できるかもしれないと思って入れて回してみましたが、こいつが発見の対象になっても絶対に選びたくないということだけがわかりました。
『永劫の隷属』
☆☆☆☆☆
プリーストを強化したカード2枚目。
読み方は「永劫(えいごう)の隷属(れいぞく)」
めちゃくちゃ強いです。
コントロールに対して後半バリュー勝負を仕掛けるときに4マナで強力なミニオンを展開しながら残った6マナでもう1つアクションが取れるのが頭おかしいです。
展開+除去という動きができるようになったのでコンプリ以上にドラプリの評価が上がると思っていますが、普通にコンプリでライラを5ターン目にテンポで出しておいてその数ターン後にこいつから蘇生、除去しつつライラの効果起動という動きも強そうです。
誰がどう見ても強いことしか書いてませんが、予想通り強いです。
今回のトップレアその2です。
『コボルト・スケイルペイン』
☆☆☆
最初に発表されたときに強いと思って入れていました。
永劫の隷属(さっきの4コススペル)の関係で盤面にあるだけで効果発揮できるのは強いはず!でした。
使ってみた感想としては、『悪くない効果、悪くないスタッツ、だがしかし枠がない』でした。
あと、ターン終了時に攻撃力をあげるので相手のヘルスやミニオンに影響を与えるまでに少しタイムラグが発生してしまい即効性がないのも難点でした。
ですが、相手はこれを放置できないのでカードパワーは低くないです。
構築には入らないが、ネザースパイトの歴史家かから発見して強い1枚だと思います。
『ボーン・ドレイク』
☆☆☆☆
ドラプリを強化した1枚です。
優秀なスタッツ、単純に手札が増える、永劫の隷属で蘇生しても強いと3点そろってドラプリにぴったりなカードです。
加えて、ネザースパイトの歴史家以外でデッキ外からドラゴンを持ってこられるのも評価が高いです。
コントロール対面で後半に永劫の隷属から蘇生できる対象のバリューを一気に引き上げることができます。
見た目以上に役割の多い1枚です。
ちなみにこの中から手札に加わるカードに関してはクラス縛り関係ないらしいです(先日の公式配信でそういうシーンがあった)
なので、新しいドラゴンであるシンドラゴサも手札に加わる可能性があることを覚えておきましょう。
リッチキングに関してはレシピのために突っ込んだ枠です。
実戦でどのような働きをするかまだ検証してないので意見感想は控えます。
ですがもう見るからにやばいですしこれを蘇生できることを考えるといれない理由がないです。
一応ドラプリであることを考えるとイセラと選択になる枠かなと思います。
コントロールパラディン(強さ:5+)
見てくださいこの下段!
エジェンドが大量に並ぶこの高級感あふれるデッキ!
レジェンド8枚!エピック5枚!
さて、気になるお値段は!
20800ダスト!
こういうのやってみたかったんで満足です。
さて、先ほどのドラプリとは打って変わって初心者バイバイなこのデッキ。
もはやテーマが「札束で殴ろう」からスタートしたと言われても嘘と見抜けないレベル。
当然高さに見合った強さを発揮します。
ですが、あまりにも高すぎて「作ったけどよえーじゃねーかダスト返せ!」と言われるのが怖いのでそれっぽく注意書きを書いておこうと思います。
「当ブログを読んでの(手札)事故、(ダストの)盗難につきましては一切の責任を負いません」
では、カードの使用感について語っていきます。
『断罪のウーサー・エボンブレード』
☆☆☆☆☆☆…
今回の拡張のトップレアです(レアリティ的な意味合いでもあります)
DK化の弱点であるこのターンボードに干渉しづらいという弱点を武器を振り回すことで完全になくしています。
この5/3という性能の武器はアッシュブリンガーと全く同じであるだけで凶悪なのにも関わらず、生命奪取まで持っています。
このさりげなく書かれた一言の凶悪さは実際に使ってみるとよくわかると思います。
これまでアッシュブリンガーをせっかく握ってもヘルスが危ないので相手の大型ミニオンに殴りにくい、といった問題がしばしば起こっていたのですが、この武器は殴りながら回復するので相手の大型ミニオンにガンガン武器を振りにいけます。
単純に考えてもこれに変身した瞬間に実質ヘルスが10回復する、と考えるとやばさは伝わるかと思います。
さらに、このカードで変更されるヒーローパワーも強いです。
(日本語版が用意できなったので英語版です)
効果を日本語訳すると、
「2/2のトークンを出す。そのトークンが4種類そろったら自分はゲームに勝つ」
自分はゲームに勝つ
やばいですね。
他のDKヒーローが元のヒーローパワーの相互互換(コスト的な話)なのに対して、こちらは元のヒーローパワーの完全上位互換です。
それだけでもやばいのに相手はこれを処理しないと、
ヘルスがどれだけあろうが、装甲をどれだけ持っていようが、盤面に10/10クラスの翡翠が複数体いようが、パラディン側のファティーグダメージが相手より大幅に進んでいようが、
4体揃ったら負けるのです。
ゲーム終盤、大型ミニオンもほぼ底を尽きカード1枚1枚を大事に使っていかなければならない状態で、パラディンはサンドイッチでも食べながらヒーローパワーを押すだけで相手のカードを使わせられるのです。
そうでなくてもカード消費なしで中盤から2/2が大量に並んだら対応に困るヒーローは少なくないです。
熱くなってしまいましたが、このDKは本当に強いです。
他のDKの遥か上を行きます。
これからのパラディンのほぼすべてのデッキに入ることになるカードになります。
当たったら大喜びしましょう。
一応これの対策としては、速度的に一歩勝るミッドレンジパラディンかAOEの多いエコーシャーマンが該当するかなと思って研究しています。
もちろんこの形が最強とは言いません。
コントロール環境になったらそれをつぶすミッドレンジ型、もう少し重くしたンゾス型等まだまだ研究の余地があるデッキです。
が、アナログで試したこのデッキはイセラが4回出たドラプリにさえリソース勝ちできたことを考えるとこのままでも相当強いデッキなのではないのかと思っています。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
まず、この場をお借りして個人的にお礼をさせてください。
今回の企画において重要なプリンターのインク代を出してくれたSorlさん、本当にありがとうございました!
そんなSorlさんですが、8/19(土)に賞金付き大会を開くそうです!
TeamOz Convention 1st Season AugustCup - Challonge
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まだ環境の固まってないこのタイミング、もしかしたらあなたの考えた予想外のデッキが強豪プレーヤーをつぶしてくれるかもしれません!
この記事で情報アドを稼いだみなさん、奮ってご参加ください!
さて少し自分語りをさせてください。
アナログストーンはめちゃくちゃしんどい企画でしたw
ヘルス増減、スタッツ増減、RNG(発見等)を全部手作業でやりながらデッキを2つ回すのは地獄でした。(配信を付けているときはそれに加えてコメント読んだり画面表示いじったりもしてました)
ですが、しんどさに見合った情報を得られましたし意外と楽しめたので次の拡張以降でもやろうかなと思っている次第です!
一暇人の暇な時間で得たデータが皆様の騎士団環境のよいスタートダッシュのサポートになることを願って今回の記事を終わりたいと思います。
ご閲覧ありがとうございました!