【デッキ解説】海賊ウォリアー(後編)
どうもこんにちはペッパーです。
ウンゴロ環境における海賊ウォリアーの解説、後編です。(前編はこちら)
前編では、海賊ウォリアーの「構築」「カードの使い方」について書きました。
後編では、「マリガン」「各リーダーに対する戦い方」について書いていきます。
注意:この記事は詳しく書こうという私のやる気でくそほどだらだら長くなっていまってます。「いいからさっさとマリガンガイド寄越せ!」という方は目次から飛ばしてよんでください。ただ、議論できそうな内容も書いているので余談も読んでいただけると面白いかと思います。あと、ドルイドのところに書いているプレイングは覚えておくと得する情報です。
もくじ
前回のおさらい
覚えることは2つ
・トレードの仕方を覚える
・マリガンを完璧にする
このガイドのサンプルレシピ
では順に説明していきます。
武器の振り方
武器の振り方について補足しておきます。
武器を相手のミニオンに振ることは前編で書いたとおりですが、武器をフェイスに振るときも当然あります。その見分け方についての話です。
武器は1ターンに1度しか振れない、ということを覚えておけばわかりやすいかと思います。
端的にいうと次に武器を装備する1ターン前に武器の耐久値が0になるように調整して振っていきましょう。
よくある流れを説明すると、
1ターン目:ンゾスで武器装備→振らない(耐久残り3)
2ターン目:振る→耐久残り2
3ターン目:振る→耐久残り1
4ターン目:振る→武器壊れる
5ターン目:アルカナイトリーパー装備
この流れを見るとわかりやすいかと思います。
実戦の中では手札の武器のコストから逆算して振る回数を計算して振る振らないを考えてください。
カード別の使い方
前編で書くのを忘れたので書きます。(めんどうなので4つだけになりました)
・アップグレード:先ほどもかきましたが、基本的に武器の強化に使います。初手3枚がアプグレ、略奪者、狂信者ときれいに海賊→武器強化と並んでいるときに仕方なく使ったりします。
・南海の甲板員:1ターン目に出すと確かにアドバンテージを稼げるカードではあります。しかし、もっと強い動きがあることを考えるとマリガンで戻すことも考えられます。(この辺はその日の上ブレ下ブレ、強気にマリガンできるメンタルかどうかと相談です)また、シャーマン相手だとポータル1枚で返されてしまうのでマリガンでは戻すようにしましょう。
・ヒロイックストライク:武器につけてフェイスを殴ってしまいがちですが、その使い方はリーサル直前の使い方です。序盤から中盤は相手の挑発ミニオンや終末預言者に対抗するために使いましょう。
・泡を吹く狂戦士:このカードはただ出しても相手にたいしてプレッシャーになりにくいです。2ターン目までに武器を装備→狂戦士を出す→相手のミニオンを武器で殴る、という動きを意識すると相手によりプレッシャーをかけられます。
マリガン
ようやくマリガンについて語ります。
少し話はそれますが、前編にて「マリガンを完璧に覚える」という書き方をしたのを覚えているでしょうか?
個人的な考えですがこのデッキは、
プレイング3割、マリガン6割、運2割
のデッキだと思っています。
誤解のないように言い訳しておくと、「他のデッキに比べてプレイングで差が付きにくい」ということです。
単純な話ですが、コントロールデッキは「1試合のターン数が多い+選択肢が多い」ので考えることがアグロよりも多いです。
それに対してこの海賊ウォリアーというデッキは「1試合のターン数短い+選択肢が少ない」のでコントロールよりは考えること少ないんじゃないかな、という個人の考えです。
では、どこで勝率に差が出るのか?
そうです。マリガンです。
そもそも序盤に動くデッキなので初手がいいか悪いかだけで勝てるかどうかがほぼ決まります。
それを意図的に強くするには正しいマリガンを覚えることは必須です。
しっかり覚えていきましょう。
「必須キープ」
・ンゾスの一等航海士
・烈火の戦斧
マリガンではこの3種を維持でも探しに行きましょう。(南海の甲板員に関しては先に書いた通りです)
各ヒーロー事に増えたり例外的なキープカードについては後で説明します。
「セットでキープするカード」
・烈火の戦斧+悪辣なる海賊or南海の甲板員
理由:烈火の戦斧を使うと一気にコストが1になる悪辣先生、武器を装備している状態で突撃もちになりパッチーズを引っ張れる甲板員先生。シナジーがえげつないです。
特に後攻の時、
1ターン目:コイン→烈火の戦斧
2ターン目:悪辣なる海賊、南海の甲板員→パッチーズ召喚
この動きができるとほぼ勝ちです。
・(後攻限定)ンゾスの一等航海士+泡を吹く狂戦士
理由:先ほども書いた狂戦士のムーブのためですね。
1ターン目:ンゾス→武器装備→パッチーズ
2ターン目:コイン→泡を吹く狂戦士
これの派生でンゾス+3コストのミニオン(ブラッドセイルの狂信者、南海の船長)をキープする動きがあります。
しかし、こちらは相手によっては1ターン目のンゾスとパッチーズが両方除去されていて海賊シナジーが発生しない可能性があります。
具体的には、
・メイルシュトロームのポータル(シャーマン)
・狂気ポーション(プリースト)
・1ターン目にミニオンを出して、ヒロパで1ダメージを作れるヒーロー(ローグ、メイジ、ドルイド)
・ンゾスの一等航海士(ウォリアー)
・野良猫(ハンター)
これを見ていただければパラディンとウォーロックに以外にはあまり強くないマリガンだということが分かりますね。
気を付けてください。
・ンゾスの一等航海士+ヒロイックストライク
理由:この次の各マッチアップの立ち回りを見てもらえばおそらくわかります。
相手の挑発ミニオン、終末預言者に対してのカウンターを決められます。
マッチアップ別立ち回り
ウォリアー
vs海賊ウォリアー(5分)
要注意カード:海賊カード各種、泡を吹く狂戦士
後攻ガン有利です。
お互いが完璧なスタートをした場合
先攻側:
・ンゾス→パッチーズフェイスエンド
後攻側:
・ンゾス→武器で相手の海賊とる→パッチーズフェイス
・コイン戦斧→次ターン悪辣or南海の甲板員
と、後攻側が有利にボードをとれる可能性が高いからです。
立ち回りについてですが、相手の海賊はできるだけ残さないようにしましょう。
また、相手の狂戦士は出された返しにヒロイックストライクを使ったり、戦斧を強化したりして処理しないと負けます。
序盤押せ押せな相手でも中盤以降息切れすることもあるので最後の1枚まであきらめずに戦いましょう。
vs挑発ウォリアー(微有利)
要注意カード:鎧職人
正直微不利だと思っていました。
が、この記事を書く際に記録しているエクセルのデータを見たところ5月6月共に6割を超えていたので微有利らしいです。
立ち回りについてですが、相手の挑発ミニオンは最速でもストーンヒルの守護者やタールクリーパが出る3ターン目(相手が後攻なら2ターン目)です。
なので、そのミニオンに対してヒロイックストライク+武器で対応しながらパッチーズ等でフェイスを詰めていきましょう。
また、4ターン目5ターン目に出てくるブラッドフーフの勇士、横丁の鎧職人、ダイアホーンの幼生にもヒロイックストライク+武器が有効です。
2ターン目に出てくる鎧職人はパッチーズ、ンゾス、甲板員等をぶつけてでも最速で処理しましょう。放っておくとあいつだけでこちらの打点が10点近く吸われます。
5ターン目ぐらいまでに相手のヘルスを15ぐらいまで減らせているとかなりいいです。
逆にそれができなかった場合まず勝てないのでコンシしても大丈夫です。
メイジ
vs発見(コントロール)メイジ(微有利)
要注意カード:アイスブロック
メイジはミニオンが少ないヒーローなので武器だけで相手のミニオンは処理できます。
特に序盤のマナワーム、魔法学者、メディブの従者は烈火の戦斧でつぶせるのでかなり有効です。
メイジに共通して言えることですが、アイスブロックの割り方に気を付けましょう。
例えば、相手のヘルスが6の状態で8点のヒドラをぶつけてアイスブロックを割るとそのヒドラが処理されてしまうとそこから6点を作らないといけないです。
このデッキは手札から出せる打点はコルクロンなどの4点が最高打点です。
(リロイ型の場合手札から6点出せるので、メイジに対しての勝率はあがります)
アイスブロックを6、7ターン目にヘルス1or2点の状態で割れると勝ちに大きく近づけます。
相手がコインを持っていると8ターン目にコイン→アレクストラーザとつなげられて回復されることがあります。
対策としては、
・先にヒドラをおいておく(アレクを出したターンはヒドラを処理できないため)
・アレク登場の前に勝つ
の2つなので意識するというよりは出されたら負け、というふうに割り切って考えて最速で顔を殴りにいきましょう。
vs秘策メイジ(5分)
要注意カード:秘策、カバールのクリスタルの運び屋
秘策には特に注意して立ち回りましょう。
秘策メイジに多く採用されている秘策は、
・アイスブロック
・鏡の住人
・呪文相殺
の3つです。
アイスブロックに関しては先程書いたとおりです。
鏡の住人はこちらの武器でとれるときにコピーさせましょう。
コピーさせてもマシなカード
・ンゾスの一等航海士(ただし武器を崩してまではやらない)
・南海の甲板員
・ファイアフライならびにそのトークン(相手がおしゃべりな本を出したときは秘策メイジの可能性を考えてあえてトークンを出さずにキープしたりします)
・ブラッドセイルの狂信者(戦斧をもっていて、盤面に海賊がいればコピーされたそばから武器でとれます)
コピーされると負けるカード
・泡を吹く狂戦士(大きくなって武器で傷ついたこちらのフェイスに止めをさしてきます)
・ビタータイドヒドラ(わかりやすく死にます)
このマッチアップは鏡で変なカードを盗られない限り勝てます。
その分鏡の住人にはきをつけましょう。*1
呪文相殺はあまりささりません。
ただし後攻でコインを打ち消されると序盤のテンポをロスします。
コインなしでも強い動きができる、かつコインがあるともっといい動きができるときにコインを吸わせたいところです。
カバールのクリスタルの運び屋は、
・1点武器or戦斧+ヒロイックストライク
・アルカナイトリーパー
このどちらかで対処しましょう
相手のミニオンを武器でとる、このデッキの基本の動きです。
vsフリーズメイジ(微不利)
要注意カード:アイスブロック、終末預言者
ブロックを割るまでは快調に動ける気がしますが、それは相手に泳がされているだけです。
ただし、ブロックを相手のヘルスが1、2のときに割ることができれば勝てる可能性が出てきます。
序盤の終末預言者は、
・1武器(1点)+ンゾス(1点)+パッチーズ(1点)+ヒロスト(4点)
・1武器(1点)+ンゾス(1点)+パッチーズ(1点)+甲板員2枚(4点)
で処理できることを覚えておきましょう。
1、2ターン目の終末預言者を返せないとこのマッチアップで勝つことはほぼ不可能です。
頑張って引きましょう。
(盤面に置くと凍らされるヒドラはこのマッチアップでは役に立ちにくいです。逆に手札から火力をだせるリロイならこのマッチアップは多少有利になります。)
vsアグロドルイド(不利)
要注意カード:ブラッドセイルの海賊
こちらがブン回って相手が事故ってないと勝てないレベルです。
相手にバフ引かれないようにお祈りしましょう。
練気から出てくるタールクリーパーや、シェルシフター、爪のドルイドはヒロイックストライクを付けた武器で対応しましょう。
あと、このような盤面についてなのですが
(ちょっと変なミニオンですが撮影用なので気にしないでください)
相手が1ターン目にミニオンを展開、こちらが後攻でコイン→戦斧という場面です。
普通ならこの場合武器で相手を処理しがちですが、このマッチアップではあえて放置しましょう。
もし次のターンにブラッドセイルの海賊でこちらの戦斧を除去されるとこちらの手札の右3枚の価値が一気に暴落することが見てわかるかと思います。
対戦中常に武器の耐久値を気にしながらプレイしましょう。*2
要注意カード:翡翠の巨象、始祖ドレイク
わりかし有利なマッチアップですが、相手のPPブーストが上手く回り挑発ミニオンや装甲をためるカードを使われて負けることがよくあります。
翡翠の巨象、始祖ドレイクに使えるようにヒロイックストライクをずっとキープしておきましょう。
基本(武器でミニオンとる)に忠実にやっていれば大体勝てるので書くことも少ないです。
シャーマン
vs 進化シャーマン(微不利)
要注意カード:メイルシュトロムのポータル、ブラッドセイルの海賊
ポータルがきついです。
このデッキの対策のためにファイアフライが入っているといっても過言ではありません。
ファイアフライのヘルス2という数字がこのマッチアップでとても輝きます。
ドルイドのところに書いたブラッドセイルの海賊ケアはこのマッチアップでも有効です。
目の前の炎の舌のトーテムやマナの潮のトーテムを戦斧でとりたい気持ちをぐっとこらえて一回考えてみましょう。
vsエレメンタルシャーマン、エコーシャーマン(微不利)
要注意カード:メイルシュトロムのポータル
このマッチアップは真面目に戦うと勝てないので序盤から一気にフェイスを詰めて、相手に行動される前にさっさとひき殺しましょう。
タール、温泉の守護者など挑発ミニオンで粘られたら負けを覚悟しましょう。
要注意カード:序盤のマーロックのカード、秘策、剣竜騎乗
このマッチアップはいかにこちらが強く動けるか、ではなくいかに相手にマーロックシナジーを使わせないかが重要になります。
特に1、2ターン目のマーロックをンゾス、戦斧といったカードでつぶせるかがカギになります。
手札があまり強くない場合、ヒロイックストライク単体でキープしてマーロックシナジーを消しに行くのもありです。
また、水文学者で持ってくる秘策にも警戒しましょう。
うっかりケアを忘れて身代わり、救済をされるとそれだけで負ける可能性があります。
剣竜騎乗のケアのために5,6ターン目に相手の盤面にミニオンを残さないようにしないようにしましょう。
ぶっちゃけ打たれたらスペルブレイカーないと返せないので諦めましょう。
要注意カード:終末預言者、聖別、秘策、剣竜騎乗
終末預言者はフリーズメイジで触れたとおりです。
聖別ケアのために相手が4マナ使える場面では横に並べすぎないようにしましょう。
秘策、剣竜騎乗のケアに関してはアグロ、ミッドレンジと同じです。
このマッチアップは序盤に一気に攻めないと負けます。
フリーズメイジと同じ戦い方ですね。
出来れば剣竜騎乗の前に15ぐらいまでヘルスを詰めておきたいところです。
ローグ
このマッチアップでは序盤のヒロイックストライクは使いどころがないのでキープしなくていいです。
vsクエストローグ(有利)
要注意カード:グレイシャルシャード、マーロックのド変鯛
書いてる間にナーフが発表されたクエストローグです(センキューベンブロード)
ナーフ決まってるのであっさり説明します。
クエスト達成まではフェイス、相手がクエスト達成する1ターン前にボード処理。
グレイシャルシャードとマーロックのド変鯛は回収されると死ぬので確実に処理。
以上
vsミラクルローグ(微有利)
要注意カード:蒐集家シャク、死体花シェラジン
戦い方を知っていると有利になるが、知らないと不利になる面白いマッチアップだと思っています。
このマッチアップでは武器も顔に行きます。
トレードは必要最低限にして、フェイスを詰め続けます。
真面目に武器でトレードをすると打点が届かず、競売人からできる盤面を崩せずに負けます。
確実にこちらから処理しなければならないのは以下のとおりです。
・蒐集家シャク
・クエスト中の冒険者
・(処理できるサイズなら)エドウィンヴァンクリーフ
・(こちらに有利トレードされそうなミニオンがいるなら)ヴァイルスパインスレイヤー
・ガジェッツァンの競売人
死体花シェラジンは1回だけ処理すれば大丈夫です。
そのあとは相手は、
・手札を大量に使って無理やり起こしてくる
・手札をケチって起こさない
のでちらかしか選択できません。(軽い除去は序盤で使い切ってしまうのだとおもう)
もう一度起きたころには海賊が盤面有利になっているので無意味にリソースを吐いただけになります。
リソースの枯れた相手に止めをさしてあげましょう。
プリースト
vsドラゴンプリースト(有利)、沈黙プリースト(有利)
要注意カード:狂気ポーション、真言・盾、宴のプリースト、ホーリーノヴァ、ドラゴンファイアポーション
南海の甲板員からスタートすると狂気ポーションであっさりかえされます。
なので、マリガンでは返して大丈夫です。
ノースシャイアの聖職者、光熱のエレメンタルを真言・盾で体力バフかけてくる動きが非常に強力です。ヒロイックストライクを絡めて確実に武器でとれるようにしておきましょう。タールクリーパーが入っているレシピもあるのでそちらも同様に処理しましょう。
宴のプリーストは放置すると大量に回復されるので確実に処理しましょう。
プリーストはAOEが豊富なのでAOEの前のターンは調子に乗って並べすぎないようにします。
プリーストに関しては特別な対策をする必要はなく、とにかく基本に忠実に戦うことを意識していれば勝手に勝ちます。
ハンター
vsハンター(微不利)
要注意カード:獣カード
マーロックシナジーのあったパラディン同様に獣シナジーは強力です。
早いうちに処理したいのはやまやまなのですが、野良猫に対する解答を海賊ウォリアーが持ち合わせていないので厳しいマッチアップです。
できるだけ相手の盤面に獣が残らないようにしましょう。
ウォーロックは知りません
まとめ
まず、 ここまで真面目に読んでくれたあなたにお礼を言わせてください。
読んでいただき本当にありがとうございます。
ものすごく長く、業務的な固い文章になってしまったので面白い記事ではなかったかもしれませんが、確実にためになることを書いた自信があります。
デッキについてのまとめですが、「武器の使い方」というほかのヒーローでなかなか学べないことを使うデッキです。よってそれを知っているか、使えるか、で差が付きます。
慣れないうちはぜひこの記事を隣において試合中にカンニングしながらともに戦いましょう。
何かありましたら、コメントまたはtwitch配信中!@ペッパー (@pepper313game) | Twitterまでお願いします。
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